札幌景観色の「雪まつり」が塗装された水穂大橋を見てきました。
水穂大橋はミュンヘン大橋や幌平橋に比べると地味な橋だと思われがちですが、とても美しいフォルムのニールセン・ローゼ橋(アーチ橋)なんです。車道とは独立した歩道が架けられ、中央には休憩スペースがあるのも特徴的ですね。そして水穂大橋から少し下流では、サケの自然産卵を促す環境づくりが行われています。それもあってかサケの橋というイメージが定着しています。(私個人の中で)
サケといえば、明治時代から人工ふ化放流事業が行われています。サケを増やすために人工的にふ化・放流するこの取り組みですが、近年の研究でサケを絶滅させてしまう可能性もあるとのこと。私はPatagoniaの記事でそれを知ったのですが、さらに調べてみると、人工ふ化したサケは遺伝的に生存力や繁殖力が弱く、そのことが野生魚にも影響を及ぼしているそうです。
先人がやってきたことを決して全否定している訳ではなく、研究で得られた新たな事実でぼくたちの考え方を速やかにアップデートし、人の営み、まちづくりに活かしていかないといけないと思いました。