開拓使　10-F

明治政府によって設置された開拓使が、北海道の道路、鉄道、事業を殖産している。何となく官吏指導のイメージをこの色で置き換えている。色自体はしっかりしているがあまり味気ない、そこそこの威厳はあるが親しみやすさはあまり感じない、そんな雰囲気をこの暗い灰色で現している。

しっかりとした構造を主張するためには役立つ色である。どんな気象条件でも変わらない印象に維持できるトーンであるが、真夏の陽射しにはマッチングしない。ガラスやアルミや鏡面仕上げのスチールとの組み合わせでモダンなイメージに仕上がる。

札幌景観色 10-F 開拓使

明治時代の開拓史と昭和初期の発展が共存する歴史的建造物、 旧永山邸（札幌市旧永山武四郎邸及び札幌市旧三菱鉱業寮） 。塗装のない外壁の建物が旧永山武四郎邸。明治初期に永山武四郎の私邸として建築され、三菱合資会社の買収後は重役専用の宿泊や札幌出張員事務所として使われたそうです。

一方でモダンな塗装の建物は、昭和初期に三菱鉱業株式会社によって建築され、旧三菱鉱業寮として使用されました。札幌景観色のような色合いですね。どこかに景観色、塗れないかしらんw

併設のナガヤマレストは週末、なかなかの賑わいですねぇー。旧永山邸のオリジナルグッズもあります。なぜか私の家にもあります❗ 庭には海外から持ち込まれた木も元気に育っていて、みどころのひとつですよ。「マ ツ 科　ヨ ー ロ ッ パ ク ロ マ ツ」なぜか私のヘタレ字で恐縮です。みどころのひとつです❗

※Andrew GengさんのMunsell Color Palette（http://pteromys.melonisland.net/munsell/）でマンセル値からRGBを調べました。

札幌景観色の塗料を探そう！

日本塗料工業会が提供しているペイントカラー検索システムを使うと、札幌景観色のマンセル値から塗料用標準色見本帳などの近似色を検索できます。
例）　創成柳　5-C　マンセル値：5G 7.0/2.0 Lgr-2 tone　→　色票番号：45-70D

『札幌景観色配色ツール』を使うと、景観色の組み合わせイメージが簡単に確認できます。作成した配色パターンはWEBブラウザにブックマークしたり、URLをメモや共有（シェア）することで、あとで何度でも確認できます。