8-A 雪花(せっか)
雪の結晶に陽が当たって、まるで花のように見える。ふわっと積もった雪に急角度の日差しが奥まで入り込むと、何となくうすいピンクが見えてくる。この季節の厳しさからほんの少しだけぬくもりと柔らかさを感じさせてくれる。艶を押さえた上品なイメージを演出する。
10-B 霧氷(むひょう)
12月急に冷え込んで雨が雪に変わると周りの景色が一変する。細かな霧状の水分が樹木の表面に吸着する。凍結した氷が、木々の先端まで細かくはりつたラッピング状態になる。冬の始まりに見られる自然造形美の一つである。