1-B 綿毛(わたげ)
6月の末から季節外れの白いものが舞い降りてくる。ポプラの綿毛である。ふあふあと初夏のさわやかな風に吹かれて気持ちよさそう。芝生や舗装道路のすみっこにそれなりの姿で自然に集まってくる。新緑の黄緑が濃い緑に変わろうとするちょっとした挨拶のようである。少しは色を感じさせてくれるが、一瞬には白く見える。
8-G 蝦夷紫(えぞむらさき)
本物の花の「えぞむらさき」はこんなに濃くは有りません。もっと薄い紫である。神社の幕や風呂敷に登場するような古式豊かな和風をイメージさせる紫色である。真冬の白い世界では、この紫はインパクトのある対比になる。